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所長の部屋

2011年10月21日 金曜日

プロミスとクラヴィス 審理差戻。

ご存知のとおり、消費者金融業者クラヴィス(旧リッチ、ぷらっと、クォークローン、タンポート)での債務をプロミスに借換えた方々による、過払金返還訴訟が全国規模で起こっております(当事務所も同社に訴訟を起こしております。)。

主な争点は、クラヴィスで発生した過払金をプロミスが引き継ぐのか否かで、下級審で激戦が繰り広げられております。しかしながら、先日の最高裁で、原告(債務者)が敗訴した1審、2審判決を破棄、審理を高裁へ差し戻しました。
これにより、債務者有利の判決が出されることが期待されます。

ここで、この訴訟の本質のついて、簡単な解説をさせていただきます。

日本の民事訴訟では、相手にお金が無い場合は、それ以上の追求はできません。
差し押さえる財産が無ければ、現実的には打つ手はありません。
当然、民事の争いなので、警察も動くことはありません。

これって本当に重要な部分です。

逆の立場を考えて下さい。
ご自身が、友達からお金を借りたとします。
しかし、そのお金をどうしても返せなくなりました。

どうしますか?

謝ることしかできないでしょう。

詐欺でもないので、警察に連れていかれることもありません。


これをクラヴィスに置き換えてください。


以前、プロミスとクラヴィスはグループ会社でした。

しかし、クラヴィスは相次ぐ過払金請求で業績は悪化。プロミスも比較的苦しい経営を強いられています。

業績が悪化したので、クラヴィスは潰れる流れとなるのが通常です。
しかし、クラヴィスを潰してしまえば、そこにいる顧客は全て他の消費者金融へ流れてしまいます。
かと言って、クラヴィスの顧客をグループ会社であるプロミスが引き継げば、多額の過払金も引受けてしまいます。

クラヴィスの顧客には来て欲しい、しかし過払金は要らない。

そこで考えられたのが、今回の「クラヴィスの債務をプロミスに借り替えた。」という手法です。

結果として、クラヴィスに過払金を残して、顧客だけをプロミスが引き継ぐことになります。

つまり、クラヴィスに多くの過払金を押し付けて、謝るしかできない状態にするのです。

日本の民事訴訟制度を逆手に取った方法で非常に疑義のある行為です。

なので、全国規模で激戦となっているのです。

私が受託している裁判の判決も11月にあります。

勝訴判決であることを信じます。


司法書士塩﨑事務所|登記、横浜地方法務局前、
みなさまに信頼される町の法律家を目指しています。
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投稿者 司法書士塩﨑事務所

司法書士塩﨑事務所
横浜市中区本町6丁目52番地
本町アンバービル6階