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所長ブログ

2021年3月18日 木曜日

一人遺産分割協議の可否

遺産分割協議は一人ではできません。

例えば、ある土地にA名義の所有権登記があったします。
その後、Aが亡くなり、相続人が配偶者のBと子供のCであったとします。
さらにその後、Aについての遺産分割協議をしないまま、Bが死亡したとします(Bの相続人は子供のCのみ)。
ある土地はA名義のままですが、残ったのはCだけですので、CがAの土地を取得します(遺言等ない場合)。

さて、この場合、Cは一人で遺産分割協議をすることはできませんので、Aから直接Cへの相続登記はできません。
すなわち、先ず、Aの相続を原因としてBC名義にし、その後、Bの相続を原因としてC名義にします。
つまり、相続人が一人となった場合は、その後において遺産分割協議をすることはできず、法定相続で登記するしかないということです。
これについては、東京高等裁判所平成26年9月30日判決、東京地方裁判所平成26年3月13日判決に詳しく記載されています。

ところで、もし、Bが生存中に、
Aの相続について、遺産分割協議がBC間でなされていて、
たまたま遺産分割協議の書面が作成されていなかった場合はどうなるか?
この場合、Cが作成した遺産分割証明書を添付して、AからC名義に直接相続登記ができます。

この遺産分割証明書とは、Cが、BC間でした遺産分割協議の内容を記載した上で、Cの署名捺印をしたものです。
これについては、平成28年3月2日法務省民二第154号に詳しく記載されています。

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投稿者 司法書士塩﨑事務所 | 記事URL

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